コンバージョン|購入や登録など成果を表す指標
コンバージョンとは
コンバージョンとは、購入や登録、お問い合わせなどの、対象のサイトの「成果」を表す指標の総称で、成約数とも呼ばれます。
CV(Conversion)と略称で呼ばれることが多く、リスティング広告やSEO、アクセス解析などで使われます。
コンバージョン計測の仕組み
コンバージョンは対象のサイトに、タグと呼ばれるコードをサイトに設置する必要があります。
タグを設置することでページ遷移などの「ユーザー行動」をコンバージョンとして計測できるようになります。
コンバージョンで計測できるもの
コンバージョンの成果はサイトの目的に沿ったものを設定します。
計測できること | 設定に必要なモノ |
購入・登録完了(対象ページを開いた回数) | コンバージョンタグ・購入完了ページのURL |
電話タップ(ボタンをクリックした回数) | コンバージョンタグ・対象ページの情報 |
ECサイトであれば購入完了数を計測し、
サービスサイトであれば問い合わせ完了数や、電話回数(電話ボタンのタップ数)を計測します。
コンバージョンレート(CVR)とコンバージョン単価(CPA)
コンバージョンは1つ成果として重要な指標です。
ただコンバージョンが多いから必ずしも良いということにはなりません。
CPA|コンバージョン1件の費用対効果を表す指標
こちらは広告代理店別の配信結果の例です。パッと見た感じどちらの効果が良さそうですか?
広告代理店 | CV(成約数) | 広告費用 |
A社 | 100件 | 1,000,000円 |
B社 | 50件 | 200,000円 |
コンバージョン数を見るとA社の方が良さそうですが、広告費用を見てみるとA社の方が多く使っています。
このままではどちらの効果が良いのかわかりません。
こういった際の比較に使えるのがCPA(Cost Per Action)シーピーエーです。
成約単価とも呼ばれ、1CVを獲得するの為にかかった広告費用のことを指します。
広告代理店 | CPA (成約単価) | 計算式 (広告費用÷CV) | CV (成約数) | 広告費用 |
A社 | 10,000円 | 100万円÷100件 | 100件 | 1,000,000円 |
B社 | 4,000円 | 20万円÷50件 | 50件 | 200,000円 |
CPAで比較するとB社の方がCPAは安くなり、獲得効率はB社の方が良いことがわかります。
CVR|コンバージョンへの誘導率を示す指標
CPAでは広告の効果を費用として算出しましたが、
費用を加味せずに、広告のを計測する場合はCVR(Conversion Rate)シーブイアール、成約率とも呼ばれる指標を算出します。
例えば下記のようにバナーの効果を計測した表があるとします。
バナーの種類 | CV(成約数) | クリック数 |
1.安さ訴求バナー | 100件 | 3,000件 |
2.実績訴求バナー | 50件 | 1,000件 |
CV数だけを見ると1の安さ訴求のバナーの方が良さそうですが、クリック数も多く集まっています。
こういった場合はCVRを出し、効果を比較することが適しています。
バナーの種類 | CVR (成約率) | 計算式 (CV÷クリック数) | CV (成約数) | クリック数 |
1.安さ訴求バナー | 3.33% | 100件÷3,000件 | 100件 | 3,000件 |
2.実績訴求バナー | 5.00% | 50件÷1,000件 | 50件 | 1,000件 |
CVRでは、2の実績訴求バナーの方が1.67%も高くなります。
このように成約率を比較する場合はCVRを。
成約単価を比較する場合はCPAを算出し、CV数だけに頼らず正しい判断をすることが大切です。
広告運用や集客施策のご相談、運用状況のチェックなど、お気軽にお問合せください。
Zoomなどのオンラインミーティングで画面共有をしながらご相談も可能です。